細い、細い。学校にいる時とは全然違って、自分の部屋にいる大河の身体はなんでこれほど細く感じるのだろうと、竜児は思う。
このスケベ!(u ・ω・)せーぶるです
学生さんとか、そろそろ夏休みも終わりでしょうか。大河と竜児はそろそろ、河原で毘沙門天国のお姉さんたちとバーベキューとかやって、ひどい目にあってるころでしょうか(「とらドラ・スピンオフ2!」 参照)。ここらへん、基本、竜児視点の原作の語り(地の文)では、夏休みは亜美の別荘旅行以外たいしてイベントがなく竜児と大河はだらだら過ごしてたみたいな感じになっているはずですが……信用ならねえなあ竜児!?Σ(; ゚Д゚)カッ
凶暴だけど毎日ちゃんとおめかしして遊びに来ては懐いてくる可愛い女の子と!大河と! まーこれ、夏休みの間ずっと、毎日毎日毎日毎日ずううううぅぅぅ――――っっっと!飽きもせず!一緒に!だらだらと!過ごしてたんでしょうがええ!? 抜けてるよ……言葉が抜けてる……語りから言葉が……「楽しく」が! ふたりはだらだらちょー楽しく過ごしてたんだろうがよおおおお!?
暴いたろか? 30日分のSS書いて暴いてやろうかあーん!? どうせサマードレスに透ける大河の背中とか腰とかついじーっと見て、冒頭みたいなこと思ったりしてたんだろうが竜児あーん!? え、なに、ここ、公共の場? うはっ!? いやこれは失敬、紳士の私とあろうものがつい取り乱してしまいましたよ?(u ・ω・)夏のワイン? やはりムスカート・ダスティでしょう、キリっと冷やしてね! はっはっはっは……おや? ブヨに刺されたところから不思議な汁が……?
で、あー、とらドラ!における「信用できない語り手」問題をめぐる高尚な考察だけというのもなんですから、ショートSSとかひとつ。甘々には厳しいとされる冬の修学旅行前の教室だけど、甘々です。てか冬の話って、夏の話してたんじゃねえのかよという、なんというぐだぐだ。
それでは大河×竜児SS、対話形式、「解決」をどうぞ
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・解決
「おう、どした大河。なんでそんな、どん暗い顔してファッション誌見てんだ」
「なんだ駄犬か。はぁ……やっぱ私、もうちょっと背、欲しかったな……」
「最短罵倒来たな……おう、そうか。お、俺はおまえの背、伸びたら嫌だけどな」
「え、なに……はあ!? あ、あんたの好みなんか、かっ、関係ないっての!」
「おう……まあ、そう。そう、だわな……」
「そうよ、ったく……はぁ……せめてもうちょっと胸、あったらな……」
「……俺、おまえの、むっ、胸、それよかデカくなったら嫌だけどな」
「っだからあんたの好みなんか聞いてない! てかひとの呟きまで聞いてんじゃないっ!」
「おう、そうか……すまん」
「すまん、じゃないわよ。なによ、ぼーっとして……ん? んん? ねぇ、竜児」
「な、なんだ? 大河」
「あんた、私の背、伸びたら嫌なの?」
「おう」
「……んで、えと……私の、む、胸、このまんまがいいの……?」
「お、おう」
「そ、そう……なら、しっ、仕方ないわね……が、我慢してやっても、いい……」
「……あー、その。な、なにがだ?」
「っ!? な、なにがだじゃないこの……っひ、秘密だボケぇっ!!」
「わあおまえ、雑誌投げんな!? 殴るな蹴るな!? な、なんなんだ、なんなんだ!?
おまえ、満面の笑みで怒るってなんの芸だ!?」
***おしまい***