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本館SANDWORKS Lab.のSS活動用分館■とらドラ!の大河×竜児SSなど。甘々コメディとラブエロとがあるので注意■本館には右下のリンクからどうぞ
05 . May
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13 . July
 お好み焼きを小麦粉とダシから作れるせーぶるです(u ・ω・)あとフライパンで一発で返せます。竜児もきっとこう作るはず

ここでのSSSの投稿順は、ほぼ某避難所での投稿順に沿ってたりするのですが。そこから親切な名無しさん有志の手によって本スレに代理投稿してもらうという。いつもほんとにお世話になってます……

ちなみにこの「もんじゃ焼きタイガー」が本スレに載った時は、みんな感想もそこそこに5,6人くらい一斉にもんじゃを食ってくるとだけ言い残して旅立っていきました……みんな竜児に説得されすぎw

***
・もんじゃ焼きタイガー
 
「なんかゲロみたい」
「どうもすいません。すいません。ちょっと残念な子なんで、ええ。本当にすいませんでした。
 ……ほらみろ、隣のお客さん吹いちまったじゃねえか。おまえ絶対言うと思ってたけど、
 迷いなく店内に響き渡る声で言うとは思わなかったわ……」
「なんか食べる気なくなった」
「自業自得すぎるだろ……だいいち、おまえが、もんじゃ食ったこと無い食べたい食べたいーっ、
 って言うから来たんだろ!? まあ、ためしに食ってみろって。美味いから」
「いい。ぜんぶあんたにあげる」
「おまえ一度に6つも頼んどいてそりゃねえだろ!? そうだなあ……見た目か……そうだ、大河、
 おまえちょっと目つぶってみろ」
「な、なんでよ。はっ、わかった、あんた私の唇を奪う気ね!? あんたってなんて色情狂犬病なの。
 しかもこんな油っくさい場所に誘い込んでだなんて。今日ほどあんたの異常性欲に
 驚かされたことはないね、このオイルプレイマニアのダーティドッグ淫蕩犬!」
「ただの勘違いのせいで死にたい気分にまでなるのは嫌だからやめてくれ……。
 まあ、いいから、目つぶってみろって、騙されたと思って」
「騙すんならせめてもっとムードのあるところにしてよっ!?」
「だからキスなんかしねえって!」
「なんでキスしないのよ!?」
「して欲しいのかよ!?」
「あんたがしたいんでしょ!?」
「あー……ほら、まあ、頼む、落ち着いてくれ。どう見ても俺たち迷惑系だ。
 店員見てる。追い出される。なあ、俺も、いや、俺が悪かった。後でデザートもおごるから」
「……わかったわ。ホテルのデザートで手打ちよ。パークハイアットの展望ラウンジ。
 あそこすっごく眺めがいいの! 夜がいいかも! そこでなら……考えてあげてもよいわ……」
「真っ赤になって上目遣いか……大変貴重なものが見られてまことにありがたいが、
 絶賛勘違い継続中なのはわかった。……まあ、さておき、もんじゃだ。とにかく目を……
 いや、この際、鼻でいい。鼻に意識を集中してみろ。美味そうな匂いがするから」
「鼻!? あんたってどこまで変態……くん、くん、くんくんくん……っ」
「そう、そうだ。プレイじゃないぞ。匂いを嗅げ」
「くんくん、くんかくんかくんかくんかくんか……っはー……くんかくんかくんか……」
「そーう、そう。目もつぶってもっとちゃんと……ようしいい子だ、いい子だなー大河は。
 美味しそうな匂いだねー? 美味しそうな匂いがするねー? いーい子だ!」
「くんかくんか……はーっ……する……美味しそうな匂い……する……食いもの……」
「美味しいぞー? 食べるともっと美味しいぞー? 大河は、おこげのとことか好きだろう?」
「うん……好き……おこげ……美味しいよね……石焼ビビンパ……はっ、わかったわ竜児!
 私、石焼ビビンパが食べたい! カルビのつ」
「はいそこでストップ! ビビンパはまた今度な。今はもんじゃ焼きだ。おこげが好きな
 おませな少女のおまえに教えてやろう大河、もんじゃ焼きとはな、すべてがおこげだ!」
「おお……すべて……」
「そうだ。これがぜんぶおこげ。美味しいおこげだけで満腹したいという人類の夢をかなえた
 偉大なB級グルメだ!」
「おお……だけで……もはや神だね、考えたひとは……食べよ! 竜児! 早く食べたい!
 ほら早くっ! 世紀の大魔術に成功してマフィアのボスどもから万来の拍手を浴びて恍惚に
 うち震えるアングラ奇術師みたいな顔してないでさ!」
「お……おう、そうだな。食べよう、大河!」
「うんっ! ……で、どうやって食べるの、これ?」
「おう、食べ方な。それはこのヘラを使って……ああまて、いいか、まず俺が何回か、
 手本を見せるから、ちゃんと見て覚えてから、おまえもまねて食べること。
 そして絶対忘れちゃいけねえことは、火傷に注意すること、これだ。いいな?」
「うんっ、わかった!」
「よし、じゃあ、見ててくれ。このヘラで、まずこうして……火傷に注意な、押さえて……
 こうくるっと返して、熱いからふーっふーっとしてから、ぱくっと……うん、美味いなこの店」
「あう……ずるい竜児っ」
「ずるいっておまえ、手本なんだからしょうがねえだろ。いいか、もっかいやるぞ。
 よく見てろよ……こうして……火傷に注意な、絶対な……こう、ふーふー、ぱく」
「あー……も、もう、わかったよ! 完璧! 私も食べる!」
「待て! 念のためもう一回! 最後の手本だ!」
「えーっ!? うう……ひどい……変態……サド犬……っ」
「わあ泣くな泣くなおまえ! おまえのためだ! おまえが火傷するなんて俺は嫌なんだよ!
 な? な? ……よし、最後の一回、よく見とけよ……こう、火傷に注意して、こう、ぱく。
 わかったか?」
「ひっく……わ、わかった……」
「よし! じゃあ食べてよし! 火傷に注意な」
「わーいっ! うんっ! いっただっきまーす! っとこうしてこうあっっちゃああああっっ
 っってんめえふざけんなこのクソ餓鬼ゃあっっっ!? 訴えてやるっっっ!!」
「ダチョウ倶楽部か!! 馬鹿っおまえ火傷してないかちょっ手見せてみろ!
 あー赤い、やったな。ほら、俺の水飲んでないからこれに指つけろ。
 すいませーん! 店員さん! お水いただけますか? 新しいグラスで、氷入れて下さい!」
「うう……だ、大丈夫よこれくらい」
「いや、駄目だ。いいから冷やせ。火傷は最初が肝心なんだよ。……あ、すいません。
 ありがとうございます。……ほら」
「えっ、なに?」
「チェンジ。こっちのが冷ますのにいい。ちょっと冷たいだろうけどしばらく我慢だ。
 ……そう、赤くなったとこ、ちゃんと浸けとけ」
「うん……。えっ!? あんた、その水、飲むの? 替えてもらったら?」
「おう、なんでだ?」
「え、だ、だってその水、指、浸けたし……私の」
「俺はべつにかまわねえよ、おまえなら」
「っ!」
「……あ、それともあれか、おまえが嫌なのか? なら替えるか。ってもう口つけちまったけど」
「そんなことない! もん……嫌とかじゃ、ないもん。竜児がいいなら、いい。
 ……あのね竜児」
「おう、なんだ?」
「わ、私もっ……私も、ね? 今度、竜児が火傷したら、その指冷やしたお水、飲む」
「おう……べつにそんな無理することは」
「無理じゃない、もん……べつに……」
「そ、そうか……よし! じゃあ気をとりなおして、もんじゃ食べようぜ。早く食わないと、
 ほんとに焦げちまう」
「うん……でも私、もういいから。手、こんなだし……竜児食べて」
「……こうして、こうして、こう、ふーっふーっ」
「……」
「ふーっ、っと、ほら、大河」
「えっ、なに?」
「なにじゃねえよ。口あけろ。あーんしろ」
「っ! でも、これ……いいの……?」
「いいに決まってるだろ。俺一人じゃ食い切れねえし、それに……
 なんだよ、大河、おまえらしくもねえ。さ、いつもみたいに命令してくれよ、俺にさ。
 偉そうに、おまえらしく」
「う、うん。そうね、わかった。えと……りゅ、竜児っ! あ、ああああんたなんか……あれ?
 んと……かっ、飼い主の私が指を火傷したら、したら……その……
 すっ、素早くお水で冷やしてくれて……えと……てっ、店員さん呼んで、その……
 お水も気にしないで飲んでくれて……そ、それで、それで、
 あーんとかして、優しく食べさせてくれるの……」
 
***おしまい***
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12 . July
ちょっとそろそろマジでSSリンクがないととらドラ!のファンシーンがマジヤバイ!と使命感すら感じる程度にはマジヤバイせーぶるです(u ・ω・)

えー、拍手、復活しました。お礼ページのSSも読めるようになりました。ていうか、

なんか拍手をサービスするFC2側が新機能追加だかで告知もなく休止してたみたい、というよりも、たぶん、サーバーの更新時に誤って使用者側のデータをぜんぶ吹っ飛ばしてしまい、その復旧を頑張ってみたけどだめだった、とか、そんな感じなんじゃないでしょうか憶測ですがサービス回復後お礼SSのデータぜんぶ消えてたから

まあね、拍手回数のデータとかは消えましたが、幸いお礼SSのバックアップはとってあったので私は大丈夫なんですが。FC2……てンめえこのふざけんなマジでタダだからってやっていいことと悪いことがあるでしょうがこのドエロのドグズ野郎! ひ、ひひひひきつづき使わせて頂きまぁすっ!

では、夏らしいSSS「本当はこわいの」をどうぞ。こわくなくて甘いです。

***
・本当はこわいの
 
「……」
「……あ」
「なに? 見つけたの? どこどこどこ?」
「この電車が通る直前のとこ。踏み切りのむこう側。待て、今リプレイくるだろ……来た来た。
 ナレーション怖えよだから……あ来た!」
「え、なに、どこ……っこわっ!!」
「こぉわっ!! こえー! ははは、笑っちゃうな!? あーこわ! ははは」
「……」
「ん? どした大河?」
「……私、おしっこ」
「ブッ! ゲホッ! だ、だからおまえ宣言すんのやめろって言ったろ!? 女子が!
 おまえ最近幼児化しすぎだぞ!?」
「……」
「……まあいいよ、行って来いよ。DVD止めといてやるから、耳もふさいでるから」
「うん……」
「……どうした? 早く行って来いって」
「……ついてきて」
「おう……ってトイレにか!? ままマジでか!? ……っは~ん、わかったぞ、おまえこわ……」
「……」
「わかった言わねえわかった! 睨みながら泣くな! な!? ついていくから!」
「……うん」
 とことことこ……
「ったく、ウチじゃ3メートルもねえのに」
「……」
「3メートルも……だめなのか? だめなんだな? だから睨みながら泣くなって。
 わかった行く行く……ほれ、来たぞ」
「……」
「おう、どした。早くドア閉めろ」
「……閉めない。後ろ向いてて」
「っ!? マジか!? トイレのドア開けとくのか!? ……ま、じ、なんだな……?
 はあ……わかった。ようし後ろ向いた! 耳もふさいだぞ!」
「……」
「っておまっ!? 背中つっつくな! マジでびびったぞ!?」
「だって耳ふさいでるから」
「おう、まあ、そうか……しょうがないか……で? 今度はなんだ?」
「こっち向いてて。目つぶってて」
「うっへええええっっっ!? なんでだよっ!? 俺の背中見えてるだろ! いいじゃねえかよ!?」
「だって振り向いたら竜児じゃなかったらどうすんのよっ!? こわいでしょ!?」
「んなわけあるか!! あ、あー……あああ……わかった。お願いだからその顔やめてくれ、な?
 泣くなよ、それ弱いんだよ……」
「泣いて、ない、もんっ……ね……竜児、お願い……」
「あーもーだめ! だめだ。わかった。まいった。負けた。なーんでも言うこと聞く。
 なーんでも叶えちゃう。……よし! おまえの方、向いた! 目も、つぶった! 耳も」
「ありが……」
「ふさいだ! ん? なんだ? なんか言ったか? いいんだな? ……はーもう喋っちゃう!
 竜児くん喋っちゃうわ! 大サービスだ! ったくおまえさあ、俺のこと男だと思ってねえだろ?
 思ってなさすぎなんだよ! 気づいたけど心臓すげえぞ俺? どくどくどくどくって早すぎ!
 やばいわ! さっきのDVDよりよっぽどこっちのがこええよ! あーいや、こわくない! 
 こわくないぞ大河! 俺ここにいるからな! 見えてるだろ!? 大丈夫だ! 大丈夫だぞー?
 ……おーい、大河? ……終わったかあ? やべえな。合図決めんの忘れてた。はあ……
 大河ぁ、終わったらさあ、適当に俺の身体つっついてくれよ。っとやさしくな! やさしくだぞ?
 ……ん? なんだ。おまえ今、胸のあたり触ったか? 触ったんならもっかい頼むわ。
 ……触ったな? 触ったな? やさしすぎんだよ。極端なんだよおまえは。……よし触った!
 絶対触った! 目ぇあけるぞ! 耳も……おう、大河。近いな……」
「……なによ」
「おまえ、顔、あか……いいやなんでもねえ! まったくなんでもねえ!
 おまえは怖がっちゃあいねえ! ……そうだ、胸触ったのおまえだよな?」
「……」
「え? おまえだよな? 私じゃないとか言うなよマジで! こええから! そういうのナシ!」
「……うん、私」
「はー……よかった。そうだよな幽霊なんかいるわきゃ……って、げえっ!?
 なんか濡れてるぞシャツの胸んとこ!? こ、ここここだよな? これおまえだよな!?」
「うん、そう」
「ふー……そうか、ならいい……いくねえよ! なんで濡れてんだよ!?」
「お礼」
「はあ? お礼?」
「そ、ご褒美」
「ご褒美? ご褒美でなんで濡らすんだよ? わっけわかんねえ……これ何の水だ?」
「……手洗う水」
「うわっ、きったね!! なにがご褒美だよ!? っざけんな! ……ったく……笑いやがって……」
「竜児だって、笑ってるじゃない……さ、とっとと、そこどきなさいよ駄犬」
「はあ……はいはい。戻ろもどろ。ちゃんと手拭けよおまえ。……ったく、どっこいしょとか
 言っちゃうわ。なんかすげえ疲れた……おーい大河。どした?」
「なんでもなーい、待っててえ?」
「……おまえ、なんでまたもう一回手洗ってんだ? ……あ、くっそ。嘘か。
 手洗いの水じゃねえんだな、これ。なんなんだ……?」
「……な、に、してんのあんた……っ! そこ、嗅いだのっ!?」
「おう、大河。おまえ嘘ついただろ、これ……どうした大河? なんで、突っ立ってんだ?
 唇なんか……押さえて……」

***おしまい***
11 . July
ひさびさにブログの基本整備とかやってて頭がクラクラするせーぶるです(u ・ω・)大河とかスタイルシートもバリバリ書けそう

拍手、つけてみました。各記事のフッターつまり最下段にありますから、ぜひ一発。
お礼用のSSも読むことが出来るんだってさ~フヒヒ!(春田


SSS、ぎり梅雨時に間に合う感じ。

***

 ・あいあい傘なんて
 
「雨だね……」
「雨だな……」
「傘、一本だね……」
「ほら。どうせ奪う気だったんだろ? おまえ使え。俺は走るからさ」
「……おまえ使え! 私が走るっ!」
「ちょっ、待てって!」
「っ!? 気安く触んじゃないよ痴漢犬……っ! どうしたの竜児? 頭押さえて、痛いの……?」
「いや。思い出したんだ。……俺、小学生の時さ、帰りに雨に降られて。やっぱ傘、無くてさ。
 そしたら同じクラスの女の子が、入れたげようか、って言ってくれてさ。嬉しかった」
「う、うん……よかったね……?」
「ところがさ、すぐにその子、『あいあい傘になるからやっぱやだ。じゃあね』って、行っちまった」
「げ……」
「喜んだ分、すげえ悲しくなってさ。別に、好きでもなんでもない子だった。けど、嬉しくて
 ……悲しくて。あいあい傘って、その時初めて知ったんだ。後で、くだらねえって、思った。
 もっと大事なこと、あるだろ? って……なぁ、大河」
「……うん」
「傘、一緒に入っていこう」
「……うん、わかった。さあ行こう竜児! その傘を開くがいいっ! そして入れ!」
「おう! って入るのはおまえだよ……」
「行くぞ! あいあい傘なんかくそくらえだ!」
「っそうだ! 誤解する奴なんかくそくらえだ!」
 
 
・夕食後
 
 ごろごろごろ……
「ひ~ま~だ~ね~え~……っと」
「っ!? おまえひっつくなよ、腰熱いっ」
「はーお腹あったか……冷やすと痛くなるんだもん、あっためないと」
「おう、そうか……なら仕方ねえけどよ……」
「そーそー。仕方ない仕方ない。飼い主の体調管理は犬の仕事!」
「逆だろそれ……なあ、大河。腹巻きとかいるか?」
「はあ? 何それだっさ。いらない」
「腹冷えないぞ? あったかいぞ?」
「いらないってば」
「おしゃれなやつ作ってやるからさ。ダサくないようにさ」
「いらないって言ってるでしょ!?」
「なんでキレんだよ!? せっかく俺が作ってやるって」
「うっさい黙れ。ずっと私の腹巻きしてろ……馬鹿犬」

***
11 . July
 男女カップルの場合はネトラレ属性だったはずなのに、大河×竜児は絶対にネトラレなど許さないせーぶるです(u ・ω・)奇跡が起きたみたい

SSS第3弾、2本立てでどうぞ。

***

・歩道にて
 
「ねぇ竜児、あんた何なの? やっぱ犬なの?」
「なんだよいきなり」
「さっきからちょいちょい私の右行ったり左行ったり。落ち着きないったら。うざいんだけど」
「ああ……昔、泰子にな、教えてもらったんだよ。男は車道側歩くもんだって。車から少しでも女の子を守れるようにって」
「……」
「ちょ、おまえ、何だよ!? 人の話聞いてなかったのか? なんでそっち歩くんだよ!」
「聞いてた。うっさい。どこ歩こうと私の勝手でしょ。この駄犬……」
 
 
・告白の……2
 
「なんだよ」
「なによ」
「いいじゃねえか。練習につきあってやるってんだからさ。
 俺にばっか恥ずかしい思いさせて、ずるいんだよおまえは。逃げんなよ」
「あーはいはい。わかったわよやればいいんでしょやれば。北村君好きでーす。はい終わり」
「おまえね……あらゆる意味で失礼かつ雑だぞそれは……」
「なによ、なんか文句ある?」
「文句大アリだよ。それにおまえ、俺に告白しろよな」
「えっ! ななな何であんたに!?」
「何でじゃねえだろ。俺の練習の時はおまえに告白するようにさせたんだから、そうなるだろ?」
「えっ、あっ。そう、そうよね、もちろん。……そう……だけど……」
「目の前にいる相手に告白する練習なんだろ? さあ来い!」
「あんたに、告白……っ」
「おう、なんだおまえ唾なんか飲んで……なるほどそうか、そっから入るのか! いいぞ、次は?」
「……」
「おう、手で胸を押さえるのか。いい、すごくいいぞ。ナイス演出。
 参考にしてえくらいだ。って俺は男だから無理か。それで?」
「りゅ、竜児……」
「なるほどどもるのか。いいぞ大河、すごく伝わるもんがある。すごいじゃないか。それで……」
「竜児……私」
「……真っ赤になって、な、涙ぐむ、のか……?」
「私……りゅうじ……っ」
「おう……す、すごいぞ、大河。それなら、どんな奴だって、イチコロだ。どんな男だって……」
「私……竜児……あ、あんたの、あんたの、ね?」
「どんな男……お、俺? 俺、だって……?」
「私……あんたの……りゅ、竜児っ!」 
「た、大河……っ」
「私……あ、あんたの……あんたのっ……あんたのっ!バカっっっ!!」
「いでえ――――――っっっ!? ……っなんで突き飛ばすんだよバカっ!?」

***
11 . July
本当は心の清い、せーぶるです(u ・ω・)これで腹黒フラグが立った気がする

SSS第2弾投下。

***

 ・フラグ立て2
 
「大河ぁ、今日は何食べたい?」
「ドラゴンの丸焼き」
「はいはい俺の丸焼きね……まあな、結構めんどくさいんだよな。献立決めんのって」
「……そうなの? 迷ったら肉でいいじゃない」
「おまえも肉以外で好きなものあるだろ? いろいろ食わせてえんだよ、ちっとは考えてくれよ。なあ、ほかに好きなもんないか?」
「……ドラゴンの丸焼き」
「はあ……なんも考えちゃくれねえ……」
 
 
・お風呂ソング
 
 ちゃぷん……
「バッカ犬~バッカいぬ~♪ ほ~んとはだ~い好っきバッカ犬~♪ ふっふふふ~ん……♪」
「大河ぁ、新しいシャンプーとリンス、ここ置いとくぞぉ? 聞こえたかぁ?」
 どばしょわっ! ばしょわっ!
「っ! っ!? ……バカ犬が~死んじゃった~♪ むしろ殺す~方向で~♪ い~ぬ地獄~未練ない~♪」
「っ!? おまっ……世話してやってるのになんて……聞こえてるぞこの野郎!!」
 
 
・告白の……
 
「好きだ、大河っ」
「もっとぉ!」
「好きだ! 大河!」
「もっと声を大きくっ!」
「好きだ!! 大河!!」
「もっと気持ちを込めてぇ!」
「好きどぅあ!! たいぐぅあ!!」
「もっとお母さんみたいにっ!」
「っ? す、好きよ、大河、ほら早くご飯たべなさい」
「もっと馴れ馴れしくっ!」
「っ!? 好ーきー、みたいな? 大河ちゃ~ん、的な?」
「もっと機敏にっ!」
「っ?? すっ、たいっ……ってもうわかんねえよ何だ機敏て。そもそもなんで名前が櫛枝じゃ駄目なんだ?」
「め、目の前にいる相手に気持ちを伝える練習だからいいのよ」
「なるほどそうか!……そうかあ? ……おう、おまえどうした震えて。寒いのか? 顔色も悪いぞ」
「……暑いんじゃバカタレがぁ! さあ告白の練習っ! もういっちょう!」

***
はじめに
・二次創作ブログです。今はラノベ「とらドラ!」のSSとらくがきがメイン。大河×竜児ラヴ。笑い、萌え、泣き?の明るい三拍子が揃う方向で

管理人:せーぶる / 砂
mail:sandworks8★hotmail.com
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